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    共存 vol.4

2003年9月発行
共存びと YEBISU806/フードコーディネーター直塚愛弓さん
表紙デザイン ハヤシユリコ
 

(c)2003
ハヤシユリコ

 

<配布箇所> 順不同

-東京-

☆美篶堂(ギャラリー/お茶の水)
☆月光荘(画材/銀座)
☆ZiPANG(雑貨/経堂)
☆SORA(カフェ/経堂)
☆ヨーロポワン(服飾雑貨/浅草)
☆カルネ(靴屋&カフェ/ラフォーレ原宿)
☆beams 新宿、原宿、渋谷店
☆X-large 原宿(洋服/原宿)
☆高円寺カフェ(カフェ/高円寺)
☆marble(カフェ/高円寺)
☆cafe MAcKA(カフェ/高円寺)
☆Planet 3rd(カフェ/高円寺)
☆バワリーキッチン(カフェ/駒沢)

☆トロイヤーフント(雑貨屋/代官山)
☆ユトレヒト(古本/代官山)
☆non(カフェ/渋谷)
☆ポップチューン(雑貨屋/代官山)
☆ハイジ(雑貨屋/中目黒)
☆smooth(美容室/中目黒)
☆オーガニックカフェ(カフェ/中目黒)
☆YEBISU806(料理教室/恵比寿)

 

-愛知-

☆Each Worth(家具屋)
☆TAP ROOM CAFE(カフェ)
☆PHONON(カフェ)
☆WAX BERRY(古着)

-京都-

☆恵文社一乗寺店(本屋/一乗寺)

-宮崎-

☆ヴィレッジヴァンガード宮崎MRT
 (雑貨&本屋/宮崎)

-ネット-

☆LUCID ONLINE SHOP(雑貨屋)

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共存びと vol.4

「food* impressionYEBISU806/直塚愛弓さん」
http://www.yebisu806.org

共存にやって来る人たちのことを「共存びと」といいます。
毎回ステキな共存びとがステキな作品を発表してくれたり、
ステキなライフスタイルを教えてくれたりします。

この共存webでは、誌面に掲載しきれなかったコメントを掲載しています。

(C)YEBISU806 ★YEBISU806という料理教室を開く、
フードコーディネーターの直塚愛弓さん。
今人気の職業のひとつ、フードコディネーターという仕事と、
こだわりである「food* impression」についてお聞きしてきました。
 

共存)料理の道へ入ったきっかけは?

あゆみさん)
ずっと前から「料理で将来こんなことしたい!」と思ってたわけじゃなくて、陶器や料理本の写真を見るのは好きだったけど実際に作るわけじゃなかったのね。
ずっと秘書になりたくて、実際秘書をしていたの。
そのときから内々で鍋パーティーみたいなことをしてて「おいしい」とも言われたことがあるけど、そのときは料理教室やろうとは思ってなかった。
そのうちに広い部屋へ引っ越しをしてパーティーをするのに「料理作らなきゃ」ってなって。来てくれる人の数も増えて、その人たちに「おいしい」って言われたり、「お店出そうよ」って言われたりして…。やっぱり「おいしい」って言われたのがきっかけかかなぁ。


共存)なりたくてなった秘書を辞めて、料理に進んだ理由は?

あゆみさん)
秘書は結局自分で何も判断出来ない仕事でしょ?結局何も作り上げなくて、昔はそれで満足してたんだけど、私の周りにはデザイナーがいて彼らと会ってたら、彼らは「最後に作品が出来る」じゃない?そういうのがすごく羨ましくなっちゃったの。そいうの、いいな〜って。だから秘書辞められたのかな。

共存)料理の仕事の中でもフードコーディネーターを選んだ理由は?

あゆみさん)
フードコーディネーターは料理の仕事の総称なの。だからフードコーディネーターって言ってもひとそれぞれやる仕事内容は様々なのね。料理家もスタイリストもコーディネーターに入るの。でもコックさんはいつも同じ料理を作らなきゃだし、スタイリストは見た目のことだけだし。私の場合は自分の料理に関する最後のところまでやってる。オリジナルのレシピを考え、調理をして、スタイリングもやって、最後に写真を撮ってる。

共存)趣味じゃなく仕事にした理由は?

あゆみさん)
(その前に)…趣味じゃないもの…。笑
好きだけど、趣味は熱出したらやらないじゃない?仕事では自分が好きだからって同じ料理を何度も作れないし。自分が食べたいからって食べたいものだけ作れるわけじゃない。


共存)「food impression*YEBISU806」って名称にコンセプトが凝縮されていると思うんですけど。どうなんでしょう?

あゆみさん)
料理教室を探した時、料理教室をやろうって思った時に料理教室のHPは格好悪いHPばかりで、イメージが湧いてくるものがなかったのね。「○○先生の料理教室」とか名前が入るのにも抵抗があった。私は自分の名前を入れずに生徒たちがイメージを膨らませられるような名前にしたくて、この名前を付けたの。今では狙い通り(?)みんな「806(ハチマルロク)」って呼んでる。笑

共存)私も呼んでる。笑

あゆみさん)
だけど「YEBISU806」だけにしなかったのっていうのは…。もちろん"cooking studio"とか分かりやすいから付けようかとも思ったんだけど…「料理を教えるところじゃないよ」っていうのがコンセプトだったのね。ロゴの下に書いてあるんだけど「料理やスタイリングを学んだら普通の何でもない生活が変わるよ!」っていうことなの。「food impression」って熟語としては間違ってると思うんだけど、「impression」って感動とか印象とかの意味があるんだけど「食」から受けるイメージとか「食」がもたらす感動とか、色んなふうにみんなに取って欲しかった。お料理を習って、お料理がただうまくなるだけじゃないよって。そこから色んなことが変わっていくし、色んなものが生まれるかもしれないし…そういうイメージを大切にして欲しいなって思って。って、思ってちょこちょこ間違った英語で書いてみたんだけど!笑

共存)笑(でも英語よく分かってないから、間違ってても気が付かない私)
806は他の料理教室とは違うところにスタンスがあるな、って思ってたんです。

あゆみさん)
うん。ネットの検索で「料理教室」って打ってダーッと出てくる中に入るのも本当は嫌なんだけど。料理教室がメインだけど、スタイリングを教える料理教室は少ないわけよ。先生がお皿を用意して、これに盛り付けましょう!ってところがほとんどだから。でもうちはお皿を自分で選んだり出来るっていうのもウリにしてるから、あまり「料理」っていうのを出したくなかったの。だからね「食」で良かったの。

共存)806では作らないけど、実は得意な料理ってありますか?

あゆみさん)
あー…(笑)冷蔵庫の中のもので作る料理!

共存)残り物で作る料理ってやつですか?

あゆみさん)
うん。あまり買い物行かないもの私!笑
普通料理教室で作った料理は生徒が持ち帰るんだけど、多めに作って残ったときは旦那が2週間同じ料理食べなくちゃいけなくなっちゃうから、アレンジを加えて出してる。「使い回し研究家」だもの、私。笑
でもそうやって作ってるから、生徒にも「この料理こうアレンジできるよ」って教えられるんだけど。
普段作るけど、教室では教えないのは脂っこい料理。旦那が好きだから日頃作るけど、私はあまり油っこいものは嫌だし、今は(世間が)ヘルシー指向だから余計に。


共存)普通に得意料理は?

あゆみさん)
ご飯ものは得意かも。「ご飯なの?」っていうかんじで食べさせるものが得意。
あと肉も「肉料理」っぽくなく作ると、生徒にも評判がいいかな。この前教室でそういう料理を作ったら生徒が「食欲ない」とかいいながらバクバク食べてたからね!


共存)あゆみさんにとって「食」とは?

あゆみさん)
私昔友だち少なかったと思うのよ、多分。でも私が料理を作るパーティーに、料理のためだけじゃないとしても、知り合いや友だちが来てくれるってことに役に立ってるかなって思う。
料理教室はそういうのとは違うわよ!笑
806は基地みたいなもので、生徒がいると作った料理の反応もすぐ分かるし、自分も得るものがあるから。若い子100人くらいの意見が聞けることってなかなかないでしょ?(若い子っていうと私すっごい年とってるみたいだけど…)生徒と年も近いし!彼の相談されたりしたら「そういう時はこういう料理出すのよ!」って料理と関連付けて話が出来たりするじゃない?
料理って便利だよ!
ひとを呼んでおいしいお茶とケーキでもてなしても良いと思うんだけど、料理ってお菓子とはちょっと違うと思うのね。お菓子だけでは生きて行けないと思うの。ひとが疲れてるときとか悩んでるときとかに、全部お菓子だったら疲れるじゃない?お菓子出すときも必要なんだけど、食事なら食べる時間がお菓子より長くてそれだけ長い時間話が出来るよね?
現に生徒が言うもの。前より全然食事の時間が長くなったって。いつもなら旦那が帰ってきて、サーっと食事してテレビ見てたのが、「ちょっとワインでも飲む?」ってなったり。酒量が増えたとも言われたけど!笑
あと友だちもすっごく長居してくれるようになったとか。良いのか悪いのか…って言われたりもするけど。人が来たときに簡単に「もてなしてるよ」や「待ってたよ」っていう気持ちも現せるじゃない?


共存)今後の目標は?

あゆみさん)
これはいつも説明会でも言ってるんだけど、
料理教室でいっぱいいっぱいになってる先生に教えてもらってもしょうがない、と。
他で色んな所で色んな仕事やってる先生に、料理とか色んなもの教えてもらうから身になるんであって。だから私は他の仕事増やすよ!って。
だから今後、料理教室以外の仕事を増やしたいなって思ってます。
そして自分の本を出せるように頑張ろうと思ってますっ。


共存)806HPのtopページにいつも書いてあるコラムは愛弓さんが考えてるんですよね?

あゆみさん)
そうです。
これも「food impression」かもしれないけど、レシピがなくても料理の写真とコラムだけで食のイメージが伝わったり、料理を始めようと思ってくれればいいかな。

 

あゆみさんご協力ありがとうございました!
食欲の秋です!
おいしいものをよりおいしく食べて食事を楽しみたい!
最近は雑貨好きな人-->お料理好きにもなるそうです。
食器やスタイリングに興味を持ってる人が多くなったのかも。
視野が広くなるとは素敵なことですね。
食空間が変わると自分の気持ちも変わります!


YEBISU806へお越しの際は、前もってご連絡をお願い致します。
詳細はサイトにて http://www.yebisu806.org


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永島幸子

「onion girl」

髪の毛の束の層がオニオンっぽいからonion girlと命名。
球根少女のイメージを膨らませて、
ちょっと展開していこうと思ってます。
こんなかんじの絵でTシャツを作ろうと企てているんだけども
来年になりそうです。来年の夏用ってことで。


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松本みゆき

フジロックでの一コマ。
穏やかです。


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    LIFE心 / ハヤシユリコ

雑貨が大好きで、雑貨のデザインを学び、
現在グラフィックデザイナーをしてるハヤシユリコ氏は、
普段から雑貨に対する想いを「ライフごころ」と呼ぶ。
そんなライフ心うずくかわいい雑貨たちをハヤシセンスでチョイス&紹介します。

第3回は「飾りガラス」。
身近にあるガラスも良く見るとこんなにかわいい!

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    KYO-SON fashion / yaya

スタイリストyayaのファッションコーナー。
愛犬テンとのスタイリング写真+お薦めアイテムの紹介。
webではスタイリング写真で着用していたアイテムを紹介します。

今回はバックスタイルの作り方。

*このコーナーはこの号をもってひとまずお休みとなります。

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    アヤックルの!ひとり遊びワッショイ!/ イガラシアヤコ

ひとり遊びがお得意のアヤックルが
おそらくそれらのレパートリーを小出しに紹介してくれます。
第2回目!

今回はスクラップでアヤックルワールド建設の巻。

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    LISTEN TO ME アワー/ ユキ

本屋で働くユキの視点で、毎回オススメ雑貨と本を紹介!
第2回目!

今回は「秋に読みたい本」といったところでしょうか。
「銀の鍵/角田光代著(平凡社)」、
「遅めの和ごはんと夜ふかしおやつ
 /根本きこ著(アスキーコミュニケーションズ)」
の2册を紹介。

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    フルーツタルト/吉本こずえ

いくつかのフルーツになぞられた登場人物が
共存しながら生きていく姿を描く。
第4回目はリオを励ますモモとミノル。
そんな中ミノルの宝物が大変なことに!

*バックナンバーでは前回までのストーリーを掲載しています!

 
Vol.4
*Chapter 3. Labyrinthine Hours*

1.The infinite possibility 〜Peach's view

 最近、隣室のリオの元気がない。ミノルと推測したところによると、自分には明確な夢がない、ていうのが理由らしい。
「焦る気持ちも分からなくもないけど、それってむしろ自由だよ」
とミノルが励ましていた。それ、すごく分かる。
 "やりたいことが見つからない"ことは確かに先が見えなくて不安になるかもしれないけど、"自分にはこれしかない"と思った道を見つけて、進んでしまっている自分には、まだ自分の行くべき道を選ぶ無限の可能性があるリオの立場をうらやましくすら思うことだってある。自分には夢への道を進むために、断ち切ってきてしまった道、もう戻れない選択がきっとたくさんあるから…
 もしなにか起こって、自分の夢をあきらめなければならない事態になったとき、自分はどうなるんだろう。正気を保っていられるだろうか?
 リオを励ましながらもふいに、そんな不吉なことが頭をよぎる。けれど、ぐずぐず悩んでもいられない、今できることをするだけだ。
 悩まずに生きていける人間なんて、きっと、どこにもいない。

2.Positive and bright feeling 〜Pear's view
 ちょっと鬱入ってたのを、モモとミノルに見抜かれてしまった。あの2人は本当に鋭い。そして、強い。
「やりたいことがみつからないなら、自分を知る努力をしなよ」
とモモに言われた。
 テレビ見たり、映画見たり、本を読んだり。何でもいいからたくさん情報を取り入れて、その中で少しでも自分が「おもしろいな」と思ったり、興味を持ったものを、自分で見逃しちゃだめだよ、って。感覚を鋭くして、でも焦る必要はないよ、って。
 ようし、と気合いを入れて、貯めてたバイト代をはたいて買ったパソコンを、ミノルがいろいろつないだりしてくれた。モモも、雑誌やCDを貸してくれたり、いろいろ気を遣ってくれる。
 2人の優しさにふれて、まだわからないけれど、なにか新しいことが始められる気がする。久しぶりにそんな、前向きな、晴れやかな気分になってきた。

3.The worst situation 〜Berry's view
 PM9:45。
 鍵を開けて部屋に入ったときから、何かおかしいな、と思った。
 1階の電気は全室消えている。確かリオとモモは今日は、モモが誘ってダンスだか舞台だかを見に行くと言っていた。まだ終わっていないか、終わった後に食事でもしているのだろう。とにかく帰宅していないようだった。
 部屋にはいると風が吹き抜けていった。窓は閉めてでたはずなのになんでだ?
 そう思って電気をつけると、嫌な予感が的中してしまったことが一目で分かった。窓は見事にシリンダーのところが割られていて、半分くらい開いていた。
 タンスや机がぐちゃぐちゃに荒らされていて、まさにTVドラマや再現VTRで見る「空き巣が入った部屋」そのものだ。
 ハッと気づいて収納用の棚に目をやる。そこには3台置いてあったはずのカメラ…まさに最悪の事態だ、すべてなくなっていた。
 力が抜けた僕は、まるでマンガのようにそのままストン、とへたり込んだ。

to be continued...

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*共存 vol.5について*

☆2003年12月発行予定。
☆共存びと…ショップのオーナーさんにインタビューできそうです
表紙デザイン/永島幸子(予定)

共存 NEWS!
vol.3の共存びと橋場ケンさんが本郷(水道橋)にカフェをオープンします!
11月中にはオープンするらしいです。
共存でもケンさんのカフェをレポートしようと楽しみにしています!


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